三頭山西峰(1524.5m)から望む富士山。裾野の美しさが眺望できる東京随一のビューポイントです。

 

檜原村の最高峰・三頭山の魅力

 三頭山は、檜原村の西端に位置する山で奥多摩三山の一つです。奥多摩周遊道路と「都民の森」の開園によって誰でも気軽に登れる山になりました。昔は、数馬地域に1泊して山頂を目指したものですが、今は、バス・乗用車で容易にアクセスできる「都民の森駐車場」(標高約1000m)が三頭山の実質的な登山口となっています。
 三頭山を含む「都民の森」は、かつては幕府の天領として管理されてきた村内に五カ所ある「御林山」の一つです。約200町歩の面積は、五カ所の中では最大。明治の維新によって国有地となり、都に移管されてから「都民の森条例」によって都民の健康維持・増進、森林地域への理解や発展に寄与する公園として開園されました。
 このエリアは、秩父多摩甲斐国立公園に含まれており、中でも三頭沢周辺は特別保護地域の指定を受けています。園内は貴重なブナ林をはじめ、動植物の豊かな生息・植生の場となっています。また、都民の森管理棟(森林館)から北秋川最大の「三頭大滝」までは、木材チップを敷き詰めた「セラピー・ロード」約1キロが設置されていて、老若男女が森林浴を楽しむことが出来ます。
 ただし、森林館から三頭山の山頂までは標高差が500m近くあります。したがって、森林館やセラピー・ロードの周辺を離れて入山する場合には、一般のハイキング同様の服装・装備と経験が必要です。また、園内でも例年クマの目撃情報がありますので、ご注意ください。(写真は2014年1月撮影)